家具を手放したいとき、手軽に利用できるのがセカンドストリートの買取サービスです。中でも家具を直接店舗へ持ち込む方法は、査定から支払いまでがその場で完結する便利な手段として注目されています。一方で出張買取の予約方法や条件、対応エリアについて事前に知っておくべき情報も多く、迷う方も少なくありません。
この記事では、家具を売る時に必要なものや、組み立て済み家具の対応、ベッド買取の可否など、セカンドストリートでの家具買取にまつわるポイントをわかりやすく解説します。また家具買取の評判や「買取がひどい」といった声の背景、出張買取の条件やメリット・デメリット、さらには家具買取の買取価格表が存在するのかどうかにも触れています。
買取できないものの特徴や、売却前に確認すべき注意点もご紹介。出張買取と持ち込み、どちらがお得かを比較したうえで、自分に合った売却方法を見つける手助けとなる内容をまとめました。家具の売却をスムーズに、そして後悔なく行うために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- セカンドストリートで家具を売る際に必要な持ち物や手続きの流れ
- 出張買取と店舗持ち込みの違いやそれぞれのメリット・デメリット
- 査定対象になる家具の条件や買取できない家具の特徴
- 買取価格に影響する要素や事前に確認すべきポイント
セカンドストリートに家具を持ち込みして売却

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- 家具を売る時に必要なものとは
- 家具買取の評判
- 家具買取の価格表はある?
- 組み立て済みの家具は売れる?
- ベッドの買取も対応しているのか
家具を売る時に必要なものとは

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家具をセカンドストリートに持ち込んで売却するには、まず本人確認書類の提示が必須です。これは古物営業法および犯罪収益移転防止法に基づく法的義務であり、買取取引の種類や金額に関係なく、原則すべての取引で本人確認が行われます。
有効とされている本人確認書類は、運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、写真付き住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書などがあります。ただし、健康保険証や住民基本台帳カードについては、2025年4月以降、宅配買取では使用不可となっています。書類はいずれも、有効期限内であり、氏名・現住所・生年月日が明記されている必要があります。
また、未成年者(18歳未満)が家具を売却する場合は、必ず保護者が同伴し、実際の手続きは保護者の名義で行う必要があります。この際、保護者の本人確認書類の提示も求められるため、事前に準備しておくとスムーズです。
当日は本人確認に加えて、商品の査定、金額提示、それに対する同意、必要書類への署名といった手続きが行われます。スムーズな進行のためにも、本人確認書類は忘れずに持参してください。
こうした必要書類がそろっていれば、受付から査定、買取完了までがスピーディーに進みます。とくに初めてセカンドストリートの買取サービスを利用する方にとっては、準備の有無が手続きのスムーズさと安心感に直結します。
家具買取の評判

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セカンドストリートの家具買取に関する口コミには、ポジティブな評価とネガティブな意見の両方が見られます。良い評判としてよく挙がるのは、「予想よりも高く買い取ってもらえた」「スタッフの対応が親切で安心して利用できた」など、接客面や査定金額に満足したという声です。特に、状態の良い家具や人気のインテリアブランドのアイテム、または流行に合ったデザインの家具に対しては、想像以上の価格がつくこともあり、査定金額に驚いたという口コミも散見されます。
一方で、ネガティブな意見としては、「査定額が想定よりかなり低かった」「長時間待たされたうえに満足いく価格が出なかった」といった内容が多く見受けられます。実際には、買取価格が1,000円未満にとどまった例や、混雑時には数時間待たされるという報告もあるため、すべての取引がスムーズに進むとは限りません。また、同じ家具でも時期や地域の在庫状況によって査定額が大きく変わるケースもあり、「他店舗では高かったのにここでは安かった」といったギャップに不満を感じる利用者もいます。
このような実態を踏まえると、事前に店舗の混雑状況を確認し、持ち込む家具の状態をできるだけ良好に保つことが重要です。加えて、セカンドストリートでは市場での需要、在庫状況、商品のサイズやデザインなども査定時に加味されるため、それらの評価基準を事前に把握しておくことが、納得感のある査定につながります。特に人気ブランド家具やシンプルで再販しやすいスタイルのものは、高評価につながりやすい傾向にあります。
家具の買取に対する満足度は、商品の状態やブランド、デザイン、そして店舗の対応や混雑状況など、複数の要因に左右されます。そのため、買取を希望する際は、オンラインでの簡易査定を活用したり、事前に写真付きで問い合わせを行ったりすることで、査定当日のミスマッチやトラブルを避け、スムーズかつ納得のいく取引に結びつけることができます。
家具買取の価格表はある?

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セカンドストリートでは、家具の買取価格表を公式には一般公開していません。これは、商品の状態や市場での需要、各店舗の在庫状況といった多様な要因により、査定価格が大きく変動するためです。ただし、査定時には社内の非公開の参考価格表や市場相場などをもとに価格が決定されていることが多く、完全に担当者の裁量だけで決められているわけではありません。
たとえば、購入から間もない家具で、使用感が少なく、傷や汚れもほとんどない状態であれば、比較的高値での買取が期待できます。一方で同じブランド・型番であっても、経年劣化や部品の欠損、目立つキズがある場合には、査定額が大きく下がるか、場合によっては買取不可となることもあります。
さらに、在庫状況も査定に大きな影響を与える要因です。すでに同種の家具が店舗に多数在庫されている場合、再販の見込みが低いため査定額が抑えられることがあります。逆に、人気があり在庫が少ない家具であれば、相場より高めの金額がつくこともあります。
また、セカンドストリートでは三辺の合計が350cmを超える大型家具は買取対象外となるため、サイズの確認も重要です。婚礼家具など大型で需要の少ないものも同様に断られる傾向があります。
正確な査定額を知るには、最寄りの店舗で直接査定を受けるのが最も確実な方法といえるでしょう。セカンドストリートの査定は無料で行われており、価格確認だけの来店でも対応してもらえるのが一般的です。また、取り扱い商品やニーズは店舗ごとに異なるため、複数店舗で査定を受けて比較するのもおすすめです。
おおまかな買取相場を把握したい場合には、同型の家具が中古市場でどの程度の価格で販売されているかをインターネットで調べてみるとよいでしょう。価格比較サイトやフリマアプリなどを参考にすることで、自身の家具がどの程度の価値を持つのかの目安を得ることができ、実際の査定に対する理解も深まります。
組み立て済みの家具は売れる?

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基本的に、組み立て済みの家具もセカンドストリートでは買取の対象となります。ただし、実際の店舗運営上や陳列スペースの制限から、可能であれば分解された状態での持ち込みが好ましいとされることがあります。分解することで、店舗スタッフによる搬出や査定作業がしやすくなるほか、保管時のスペース確保にもつながるため、査定評価にプラスに働く場合があります。
たとえば、ダイニングテーブルや書棚、シェルフといった大型家具は、ネジやボルトで留められている構造になっているものが多く、こうした部品が容易に取り外せる場合は、状態の良さとあわせて査定時に考慮されることがあります。ただし査定額に直接影響するかどうかは店舗の判断によるため、断定はできません。
一方で、自分で分解するのが難しい、あるいは適切な工具が手元にないといった場合には、無理に分解せずにそのまま持ち込んでも問題ありません。その場合には、事前に該当店舗へ電話やメールで相談し、搬入や査定の流れについて確認しておくと安心です。
また、分解して持ち込む際には、組み立てに必要な金具や説明書、専用の付属工具などもあわせて持参すると、査定時の印象が良くなる場合があります。これらの付属品がそろっていることで、購入者にとって再組み立てがしやすくなり、再販時の利便性が高くなることから、店舗側にとっても魅力的な商品と判断されやすくなります。
ベッドの買取も対応しているのか

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セカンドストリートでは、原則として通常のベッドは買取対象外とされています。これは、ベッドが大型であるうえに、衛生面や運搬、保管の観点から取り扱いが難しい家具であるためです。とくに布張りのベッドやマットレス付きの製品は、使用歴の有無にかかわらず再販が困難であるため、ほとんどの店舗で買取が断られる傾向にあります。
例外的に一部のベビーベッドや特殊な小型ベッドなど、ごく限られたタイプについては、状態や需要に応じて買取が検討されるケースもあります。ただし、これはすべての店舗で対応しているわけではなく、店舗の方針や在庫状況によっても変わるため、持ち込み前の事前確認が不可欠です。
また、ベッドフレーム単体であっても、折りたたみ式ではない通常サイズのものは、セカンドストリートの公式ガイドラインにより買取不可とされています。木製や金属製でシンプルな構造であっても、基本的には対象外と認識しておくべきです。
衛生的な理由のほかにも、重量や大型であることによる搬入・搬出の難しさ、店舗での保管スペースの問題が、ベッドが対象外となる理由に挙げられています。特に収納付きのベッドや布製のフレームは、査定以前に受付自体が断られる場合もあります。
そのためベッドの買取を希望する場合には、まずは該当店舗へ電話やウェブサイトを通じて確認し、対象商品であるかどうかを事前に問い合わせておくことが重要です。写真を送付しての事前相談を受け付けている店舗もあるため、そうしたサービスを活用することで、不要な持ち込みを避けることができます。
セカンドストリート、家具持ち込みと出張買取の違い

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- 出張買取の予約方法を解説
- 出張買取に必要な条件とは?
- 買取がひどい?その真相
- 何でも買ってくれる?買取できないものを確認
- 家具買取は持ち込みと出張どちらが得?
出張買取の予約方法を解説

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出張買取を希望する場合、セカンドストリートでは電話または公式ウェブサイトから予約を行うことが可能です。特にウェブ予約は24時間対応しており、日中に時間を取りづらい方や急な予定変更にも柔軟に対応できるため、利便性の高い方法とされています。
予約時には、買取を希望する家具や家電の種類、数量、設置場所(例:マンションの階数やエレベーターの有無)、希望訪問日時、連絡先などを伝える必要があります。これらの情報を事前に伝えておくことで、スタッフが適切な準備を整えた上で訪問でき、当日の査定や搬出作業がよりスムーズに進行します。
なお、出張買取は全国すべての地域に対応しているわけではなく、訪問可能なエリアには制限があります。セカンドストリートの公式サイトでは、郵便番号を入力することで対応可否を確認できるため、事前にエリアの確認を行うことが推奨されます。また、買取対象となる家具や家電にも制限があるため、商品によっては査定を断られる可能性があることにも注意が必要です。
加えて、予約が集中する時間帯や曜日では希望日時に予約が取れないこともあるため、余裕を持ってスケジュールを組むことが確実です。ウェブ予約を利用した場合、予約完了後に確認の連絡が届くことがありますので、念のため予約内容はメモなどに控えておくと安心です。
出張買取に必要な条件とは?

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セカンドストリートの出張買取には、いくつかの明確な条件が定められています。主な条件としては、「出張買取の対応エリア内に居住していること」「査定対象となる大型家具や家電であること」「買取依頼品が一定の点数以上あること」などが挙げられます。これらの基準は、スムーズかつ効率的な出張サービスの提供を実現するために設けられています。
たとえば、関東エリアでは対応地域が広く、大型家電や人気ブランドの家具を対象に出張買取が積極的に行われています。しかし、地方の一部や離島などではサービス対象外となるケースもあるため、まずは公式サイトで自身の郵便番号を入力し、対象エリアであるかを事前に確認する必要があります。
また、出張買取を依頼する際には商品点数にも注意が必要です。セカンドストリートでは「1点から買取可能」と案内される場合もありますが、実際には1点のみでは断られるケースもあり、実質的には複数点が必要となることもあります。特に小型の商品が中心の場合は、出張ではなく店舗への持ち込みを案内されることもあるため、事前に問い合わせるのが安心です。
出張買取当日には前述の通り本人確認書類の提示が必須です。運転免許証やマイナンバーカードなど、現住所が明記された有効な公的身分証明書を準備しておきましょう。18歳未満の方は利用できないため、年齢制限にも注意が必要です。
大型家具の条件として「購入から15年以内」かつ「三辺の合計が350cm以内」であることが目安とされています。この基準を超える家具や婚礼家具など、需要が低く再販が難しいものは、原則として買取対象外となります。
以上の条件を満たしていれば、スタッフが自宅まで訪問し、査定から搬出までを行ってくれるため、大型家具を手軽に売却できる便利な手段となります。スムーズな取引を実現するためにも、事前の条件確認と必要書類の準備を忘れずに行いましょう。
買取がひどい?その真相

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「セカンドストリートの買取がひどい」という声を見聞きすることがありますが、その多くは買取を依頼した方の期待と、実際に提示された査定額との間にギャップがあったことが原因です。査定額が安いと感じる背景には、いくつかの要因が関係しています。たとえば、商品の状態が悪かったり、すでに市場に同じ商品が多く出回っていたり、あるいはそのタイミングでの在庫が十分に足りていた場合などには、どうしても価格が低くなりやすい傾向があります。
特に、使用感の強い家具や一部の旧型モデルなどは、再販時に高値が付きにくく、結果として査定額も控えめになってしまうことがあります。さらに、一部の利用者からは「店舗や担当者によって査定額にバラつきがある」という意見も見られます。これに対して、買取に出す側が「もっと高く買い取ってもらえるだろう」と期待していた場合、その落差から「ひどい」と感じてしまうのも無理はありません。
一方で、「思ったよりも高かった」「予想を上回る金額がついた」というポジティブな口コミも少なくありません。特に、無印良品、ニトリ、カリモクなどの人気ブランドの家具や流行に合ったスタイルのアイテム、状態の良いものに対しては高値がつくこともあります。これらのケースでは、むしろセカンドストリートの査定に満足したという声が多く寄せられています。
買取に出す前には、自分が売ろうとしている商品の相場をあらかじめ調べておくことが重要です。中古販売サイトやフリマアプリなどを活用して、似たような商品の売買価格を確認しておくことで、査定結果に対する納得感も高まります。そうすることで、実際の査定額とのギャップを小さくし、後悔のない取引につなげることができるでしょう。
セカンドストリートで家具売ってきた。ニトリの15000円のソファ▶1600円、ネットで買った10000円のダイニングセット▶2300円、ネットで買ったボロボロの食器棚▶700円、キッチンラック▶400円
合計5000円、思ってたより高く売れた。良かった。アパートが殺風景。— まましゅう (@mayoerudinosaur) July 13, 2019
何でも買ってくれる?買取できないものを確認

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セカンドストリートでは多種多様な家具を取り扱っているものの、すべてが買取対象となるわけではありません。状態やサイズ、素材、需要など、さまざまな基準に基づいて、査定の可否が判断されます。
まず、明らかに破損が目立つ家具、ネジや部品が欠損しているもの、塗装が剥がれているような著しく劣化している家具は、基本的に買取対象外となります。また、三辺(縦・横・高さ)の合計が350cmを超えるような特大サイズの家具についても、搬入・搬出や店内保管の問題から断られる可能性が高いです。
衛生面の観点から、マットレスやソファなどの布製家具は特に慎重に取り扱われており、シミ・におい・カビなどの有無によっては買取不可となるケースもあります。特にマットレスは、一度使用されたものの再販が難しいことから、未使用品を除いてほとんどの店舗で買取を行っていません。加えて、ペットの毛やにおい、タバコ臭などが染み付いた家具も、衛生面・再販面から減額や買取不可となることがあります。
さらに、オフィス用のデスクやチェア、会議用テーブルといったオフィス家具や、婚礼家具のような大型でデザインが古めの家具は、中古市場でのニーズが少ないため、基本的に査定の対象から外れることが多いです。ただし、小型の折りたたみ式家具やベビーベッドなど、一部のアイテムは例外的に査定対象となる可能性もあります。
家具を持ち込む前には、セカンドストリートの公式サイトなどで「買取対象外リスト」やガイドラインを確認しておくことをおすすめします。場合によっては、写真を添付して事前相談できるサービスを活用するのも有効です。不要な持ち込みを避け、効率的に売却を進めるためにも、事前確認は重要なステップです。
家具買取は持ち込みと出張買取どちらが得?

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家具の量や種類、さらには居住環境やライフスタイルによって、持ち込みと出張のどちらを選ぶのが得かは異なります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自身の状況に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。
たとえば小型の家具や椅子、サイドテーブルなど、比較的軽量で一人でも運べるような商品を1点だけ売却したい場合は、近くの店舗に直接持ち込む方法がもっともスピーディーで手間もかかりません。査定から買取成立までがその場で完結するため、急ぎで処分したい方にも適しています。また、持ち込みであれば自分のタイミングで来店できるため、柔軟性も高いという利点があります。
一方で複数の大型家具—例えば食器棚、ソファ、ダイニングセットなど—をまとめて売却したい場合には、出張買取の方が圧倒的に便利です。自宅までスタッフが来てくれるため、自力で搬出する必要がなく、重労働を避けることができます。
特に階段のある住居やエレベーターのないアパートに住んでいる方にとっては、大きなメリットとなります。ただし、対応エリアや家具の点数・サイズによっては出張対象外となる場合もあるため、事前の確認が必要です。また、時間の都合に合わせて訪問時間帯の希望を出すことができるのも出張買取の魅力です。
このように、持ち込みと出張にはそれぞれ異なる特徴があります。売却予定の家具のサイズや数量、運搬の手間、スケジュールなどを考慮したうえで、自分に合った方法を選ぶことをおすすめします。
セカンドストリートの家具持ち込み買取のポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 家具の持ち込みには本人確認書類が必須
- 有効な身分証は運転免許証やマイナンバーカードなど
- 18歳未満は保護者同伴が必要
- 状態が良好な家具ほど高価買取が期待できる
- 人気ブランド家具は査定額が高くなりやすい
- 買取価格は時期や店舗によって変動する
- 査定は無料で、価格確認のみの利用も可能
- 組み立て済みの家具も基本的に買取対象
- 分解して持ち込むと査定がスムーズになることがある
- ベッドは原則として買取対象外
- 特大サイズ(合計350cm以上)の家具は断られる傾向
- マットレスや布製品は衛生面で査定に影響が出る
- 婚礼家具やオフィス家具は買取対象外になりやすい
- 持ち込みは1点でも対応してもらえる
- 店舗ごとに取扱い基準や需要が異なるため事前確認が重要