食器棚のガラスが割れたらDIY補修!放置は危険?今すぐできる対策

食器棚のガラスが割れたらDIY補修!放置は危険?今すぐできる対策

食器棚のガラスが割れてしまったとき、まず思い浮かぶのはガラス交換でしょう。しかし、専門業者に依頼するとなるとコストが気になったり、時間がかかることもあります。そこで注目したいのが、ガラスの代わりになる素材を使ったDIY修理です。

例えば、ガラスの代わりにアクリル板を利用すれば、軽量で扱いやすく、割れる心配も少なくなります。ガラスの代わりにポリカーボネートを選ぶことで、耐衝撃性を高めることも可能です。

ニトのガラス扉が割れた場合の対応も、純正パーツを探すだけでなく、柔軟に代替素材を検討することが賢い選択肢となるでしょう。コストを抑えたいなら、ガラスシート 100均を活用して、簡単かつおしゃれにリメイクする方法もおすすめです。

ガラスの外し方を理解し慎重に作業を進めれば、比較的安全に修理作業を行うことができます。リメイクとして木材や装飾シートを使うアイデアを取り入れることで、壊れる前以上に魅力的な見た目を演出することもできるでしょう。

素材選びでは、アクリル板とガラス板のどちらが安いかを比較し、目的に応じた選択が重要です。アクリル板は軽量で扱いやすい反面、何年くらい使えるか、経年劣化は?という不安も考慮しなければなりません。デメリットといった点にも注意しながら、素材の特性を理解してDIYに挑戦することが、成功への第一歩となります。

  • 割れたガラスを安全に取り外す正しい手順がわかる
  • ガラスの代わりに使えるアクリル板やポリカーボネートの特徴が理解できる
  • ニトリ製食器棚のガラス扉が割れたときの具体的な対応策がわかる
  • 食器棚をリメイクしておしゃれに再生する方法が学べる

食器棚のガラスが割れた時のDIY対処法

食器棚のガラスが割れた時のDIY対処法

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  • ガラス交換を自分でやる手順とは
  • ガラスの外し方をわかりやすく解説
  • ニトリのガラス扉が割れた時の対応策
  • ガラスの代わりになる素材、アクリル板
  • ポリカーボネートを使う方法

ガラス交換を自分でやる手順とは

食器棚のガラス交換を自分でやる手順とは。割れた時のDIY

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ガラス交換は、DIY初心者であっても正しい手順を踏めばスムーズに進めることができます。まず安全確保のためには必ず手袋とゴーグルを着用しましょう。ガラスの破片は予想以上に鋭利で、素手で触れると大けがにつながるおそれがあります。このため、作業前には周囲をしっかり片付け、スペースを確保しておくことも大切です。

次に、割れたガラスを慎重に取り除きます。取り除く際には破片が飛び散らないように、養生テープを貼るなどの工夫をしておくと安心です。その後外したガラスと同じサイズの新しいガラス板、もしくは、後述しますがアクリル板ポリカーボネートといった代替素材を用意します。サイズは誤差がないよう、事前にしっかりと計測しておきましょう。

新しい板を準備できたら、接着剤や専用の固定金具を使って枠に取り付けます。接着剤は透明タイプを選ぶと、見た目もきれいに仕上がります。取り付けたあとは、乾燥時間を守り、十分に固定されているか確認してから使用を再開してください。

このように自分で作業することで、業者に依頼するよりも大幅にコストを削減することが可能です。

ガラスの外し方をわかりやすく解説

食器棚のガラスの外し方をわかりやすく解説。割れた時のDIY

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ガラスを外す際は、非常に慎重な作業が求められます。作業を始める前に棚の中身をすべて取り出し、周囲を整理整頓して作業スペースを確保しましょう。その上で、ガラス周辺に養生テープやマスキングテープをしっかりと貼り付けて、万が一ガラスが割れた際にも破片が飛び散らないように事前対策を施します。

養生テープは広めに貼ると、より安心して作業を進めることができますが、完全な飛散防止は難しいため、過信せず慎重に作業してください。

準備が整ったら次にネジやストッパーを慎重に取り外していきます。ネジは経年劣化で固着している場合もあるため、無理に力を入れるとネジ頭を潰してしまうリスクがあります。潤滑剤を使用したり、適切なサイズのドライバーを使って丁寧に緩めるよう心がけましょう。

その後、枠ごとガラスを持ち上げ、できるだけ水平を保ちながら取り外します。持ち上げる際には、ガラスの中央部ではなく、四隅や縁をしっかり持つことで破損リスクを軽減できます。特に大型のガラスや重量のある扉の場合は、二人以上で作業することをおすすめします。

破片が飛び散ると大きな事故につながるため、作業中は常に慎重な動きを心がけることが大切です。特に古い食器棚の場合、ガラスが劣化して非常にもろくなっているケースが多いため、ほんのわずかな衝撃でも簡単に割れてしまうことがあります。このため、持ち運びや作業中の取り扱いには細心の注意を払いましょう。

ニトリのガラス扉が割れた時の対応策

ニトリの食器棚ガラス扉が割れた時の対応策。DIY

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ニトリ製のガラス扉が割れた場合、まず最初に行うべきは棚本体やガラス扉に記載されている型番を確認することです。この型番をもとに、ニトリの公式サイトや店舗に問い合わせて、部品の取り寄せが可能か調べましょう。

ニトリではパーツ単体の販売は行っていないものの、商品を特定できる情報(メンバーズ会員証、レシート、注文番号など)をもとに、必要な部品の用意ができるか確認してもらうことが可能です。これにより、オリジナルのデザインを損なわずに安心して交換作業が行えます。

ただし製造終了から年数が経過している商品については、部品の在庫がないケースも考えられます。その場合は、代替素材としてアクリル板やポリカーボネート板を利用する選択肢も視野に入れましょう。

これらの素材は軽量で扱いやすく、割れにくい特性を持っているため、特に小さなお子様がいる家庭にも適しています。また、ホームセンターやネットショップでも手軽に購入できるため、入手のハードルも低いのがメリットです。

まず純正パーツの有無を確認し、難しい場合には代替素材を検討する流れを押さえておくと、スムーズな修理につながります。

ガラスの代わりになる素材、アクリル板

食器棚のガラスが割れた時のDIY。代わりになる素材、アクリル板

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アクリル板は、ガラスの代わりとして非常に人気のある素材です。この素材は軽く割れにくいため、多くの家庭やDIY愛好者に支持されています。加工も比較的簡単で、専用のアクリルカッターや電動工具を使用すれば、初心者でもスムーズにサイズ調整が可能です。

ただし、厚みのあるアクリル板や複雑な形状のカットには、専門的な工具や技術が必要となる場合もあります。また、アクリル板は透明度が高いため、見た目もガラスに近い仕上がりが期待できます。

ホームセンターやインターネット通販で手に入りやすく、店舗によってはアクリル板のカットサービスを提供している場合もあります。すべての店舗で実施しているわけではないため、事前に最寄りの店舗に確認することをおすすめします。わざわざ特殊な工具を用意する手間も省けるのが嬉しいポイントです。さらに、軽量なので取り付けや取り扱いが非常に楽であり、女性一人でも作業できるケースが多く見られます。

小さなお子様やペットがいるご家庭では、安全面を考慮してアクリル板を選ぶことが推奨されます。ガラスのように鋭利に割れる心配が少ないため、万が一の事故を未然に防ぐことができるからです。このように、多くのメリットを持つアクリル板は、DIY修理の強い味方となります。

ポリカーボネートを使う方法

食器棚のガラスが割れた時のDIY。ポリカーボネートを使う方法

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ポリカーボネートは、耐衝撃性に優れた素材として広く知られています。具体的には、ガラスの約200倍、アクリルの約30倍の強度を持ち、非常に高い耐久性が特徴です。

たとえ強い衝撃を受けても割れにくく、そのため、日常生活の中でも安心して使用できる点が大きなメリットと言えます。また、ポリカーボネートは柔軟性もあり、多少の曲げにも耐えられるため、幅広い用途で活用されています。

ガラスの代替素材として食器棚に使用する際は、まずあらかじめ正確なサイズを測ることが重要です。誤差があると収まりが悪くなったり、強度に影響が出たりするため、慎重な計測が求められます。カットには専用のポリカーボネートカッターや、ジグソーなどの電動工具を使用すると、きれいな断面に仕上がり、見た目も美しく整えられます。

特に厚みのある板材の場合、電動工具の使用が推奨されます。自分でカットが難しい場合は、ホームセンターなどのカットサービスを利用するのも一つの方法です。

ポリカーボネートは紫外線にもある程度耐性があり、屋内だけでなく屋外利用にも適しています。特に、両面耐候処理が施された製品は、紫外線による劣化を防ぎ、長期間の使用が可能です。長期間使用しても劣化しにくく、割れたり黄ばんだりするリスクが低いため、コストパフォーマンスにも非常に優れた選択肢となります。

耐久性、安全性、コスト面でバランスの取れたポリカーボネートは、DIY修理において非常に頼れる素材です。

食器棚のガラスが割れた!DIYで簡単リメイク

食器棚のガラスが割れた!DIYで簡単リメイク

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  • リメイクでおしゃれに変身
  • ガラスシート|100均アイテム活用を活用
  • アクリル板とガラス板はどちらが安い?
  • アクリル板は何年くらい使える?経年劣化するの?
  • アクリルのデメリットは?知っておこう

リメイクでおしゃれに変身

食器棚のガラスが割れた時のDIY。リメイクでおしゃれに変身

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リメイクをすることで、食器棚の見た目を大きく一新することができます。まず、ガラス部分に木材を取り付けて、ナチュラルなカフェ風インテリアにアレンジする方法があります。パイン材や杉材を使用することで、温かみのある風合いを演出できます。

これらの木材はホームセンターで手に入りやすく、価格も比較的手頃です。木材の質感を活かせば、温かみのある空間演出が可能となり、部屋全体の雰囲気を柔らかくする効果も期待できます。また、ガラスの代わりにアクリル板を設置し、その表面に好みの装飾シートを貼ることで、モダンで洗練された印象に仕上げることも可能です。装飾シートは、100円ショップやホームセンターで手軽に入手でき、木目調やステンレス風など、さまざまなデザインがあります。

さらに、カラーアクリル板や曇り加工を施したアクリル素材を選ぶことで、オリジナリティあふれるリメイクが楽しめます。例えば、アクリルアイでは、エッジカラーのアクリル板やハーフクリアの曇り加工アクリル板など、さまざまな種類のアクリル板が販売されています。

デザイン次第では北欧風やインダストリアル風といった異なるテイストに変えることもできるため、自分好みのインテリアスタイルに合わせたリメイクが実現します。このようなリメイク作業を通して、壊れたガラスを単なる修理対象とするのではなく、インテリアのアップデートやライフスタイルの向上にも役立てることができるのです。

最近では、省エネ・持続可能な住まいづくりが注目されています。インテリアリメイクも、省エネルギーや環境負荷削減に配慮した素材選びが求められる時代です。環境問題に関する基本的な情報は、環境省のサイトで知ることができます。
(参考:環境省「ecojin」 、環境省「デコ活」

ガラスシート|100均アイテム活用を活用

食器棚のガラスが割れた時のDIY。ガラスシート|100均アイテム活用を活用

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100均ショップには、DIY向けのガラスシートが非常に豊富に揃っています。例えば、ダイソーでは『ステンドグラス風シール 長方形タイプ』や『目隠しシート』などが販売されています。これらのアイテムは、手軽に入手できるだけでなく、コストを抑えながら食器棚のリメイクができる点で非常に魅力的です。曇りガラス風やステンドグラス風、またはデザイン入りのものなど、バリエーションが多いため、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

貼り付け作業はとても簡単で、裏面の保護シートをはがして貼るだけで済むため、DIY初心者にも扱いやすいのが特長です。『ガラス飛散防止安全シート』は、ガラスが破損した際の飛散を防ぐ効果があります。また、紫外線カット機能を備えた目隠しシートもあり、室内の家具や床の日焼け防止にも役立ちます。

施工前にはガラス面を中性洗剤などできれいに拭き取り、汚れや油分をしっかり落としておくと、より密着度が高まり、美しく仕上がります。また、シートを貼る際には霧吹きでガラス面を軽く湿らせ、空気が入らないようにヘラなどで中央から外側に向かって押し出すと、気泡のない仕上がりになります。

アクリル板とガラス板はどちらが安い?

食器棚、アクリル板とガラス板はどちらが安い?割れた時のDIY

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同じ厚みやサイズで比較すると、一般的にアクリル板の方がガラス板より高価になる場合が多いとされますが、こちらはケースバイケースです。高機能ガラス(強化ガラスや飛散防止ガラス)と比較すると、アクリル板の方が手頃な価格で購入できることもあります。(特にホームセンターなどでは比較的安価です)

アクリル板の価格はサイズや厚みによって異なりますが、DIY用途では加工のしやすさや軽量性もあり、取り扱いやすい点が魅力です。もちろん、アクリル板の価格はサイズや厚みによって異なりますが、DIY用途では比較的手ごろな価格で必要な分だけ購入できる点が魅力です。また、アクリル板は軽量でありながら加工が非常にしやすいため、カットや穴あけなども簡単にでき、初めてDIYに挑戦する方にも向いています。

一方、透明度や耐久性を重視する場合はガラス板を選ぶケースも少なくありません。特に、よりクリアな透明感を求めたり、長期間にわたって傷つきにくい素材を選びたい場合にはガラス板が適しています。このように、コスト重視であればアクリル板を、耐久性や見た目の美しさを重視するならガラス板を選ぶという形で、用途や目的に応じて最適な素材を選ぶことが重要です。

アクリル板は何年くらい使える?経年劣化するの?

食器棚のガラスが割れた時のDIY。アクリル板は何年くらい使える?経年劣化するの?

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アクリル板は、適切な環境で使用すれば約10年程度は問題なく使い続けることができます。とはいえ、アクリル板は紫外線や傷に比較的弱い性質を持っているため、長期間の使用では注意が必要です。

特に、直射日光に長時間さらされる場所に置かれると、紫外線の影響で次第に黄ばみが発生したり、微細なヒビが生じることがあります。こうした経年劣化を防ぐためには、UVカット加工が施されたアクリル板を選ぶことが効果的です。

また設置場所についても工夫が必要です。直射日光の当たる窓際や屋外ではなく、なるべく室内の直射日光が当たりにくい場所を選ぶと、アクリル板の寿命をさらに延ばすことができます。日常の手入れとしては、柔らかい布と中性洗剤を使って定期的に優しく拭き取ることで、表面の傷を防ぎながらきれいな状態を保つことが可能です。このような工夫をすることで、アクリル板の美しさと機能を長期間維持できるでしょう。

アクリルのデメリットは?知っておこう

食器棚のガラスが割れた時のDIY。アクリルのデメリットは?知っておこう

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アクリル板は軽くて加工しやすいという大きなメリットがあります。専用のアクリルカッターやジグソーなどを使えば、DIY初心者でも比較的簡単にカットや穴あけができ、細かい作業にも対応しやすい素材です。

その一方でデメリットも存在します。アクリル板は表面が比較的柔らかく(鉛筆硬度2H~3H程度)、金属や硬い物に接触するとすぐに傷がついてしまうことがあります。特に頻繁に触れる部分では細かなキズが目立ちやすくなるため、取り扱いには注意が必要です。

またアクリルは耐熱温度が約80℃前後と比較的低く、直射日光が当たり続ける場所や、キッチン周辺など高温になる環境では変形するおそれがあります。火気の近くに設置すると、変形だけでなく焦げ跡が残るリスクもあるため、設置場所には十分な配慮が必要です。火気の近くに設置すると、変形だけでなく、場合によっては焦げ跡が残るリスクもあるため、設置場所には十分な配慮が必要です。

これらの特性をきちんと理解し、使用環境に応じた適切な対策を講じることが、アクリル板を長く美しい状態で使用し続けるための大切なポイントになります。

食器棚のガラスが割れた時のDIYまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

  • ガラス交換は正しい手順を踏めば初心者でも可能
  • 作業時は手袋とゴーグルを着用して安全を確保する
  • 割れたガラスは養生テープで飛散防止してから取り除く
  • 新しいガラス板またはアクリル板・ポリカーボネート板を用意する
  • 接着剤や固定金具を使って板を枠に取り付ける
  • ガラスを外す際は四隅を持ち水平を保ちながら慎重に行う
  • ネジが固着している場合は潤滑剤を使って緩める
  • ニトリ製品は型番をもとにパーツ取り寄せを試みる
  • 部品がない場合は代替素材を検討する
  • アクリル板は軽量で加工がしやすくDIY向き
  • ポリカーボネートはガラスの約200倍の耐衝撃性を持つ
  • 100均のガラスシートでコストを抑えたリメイクが可能
  • アクリル板は環境次第で10年以上使用できる
  • 直射日光や高温環境ではアクリル板の劣化に注意する
  • アクリル板は傷がつきやすく、設置場所には工夫が必要
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